お客様の声

医療法人藤仁会
藤立病院様

医療法人藤仁会 藤立病院様

藤立病院様は「医療に心を」を理念に、一般病床52床と療養病床45床で大阪市旭区の保健と福祉を支え、地域に密着した医療と介護を提供されている病院です。
このたび導入していただいたプラッツの医療施設用ベッド「アスピーノ」について、看護師の本田副師長、大谷様、理学療法士の三原科長、作業療法士の谷主任、そして事務部長の上村様にお話をお伺いしました。

取材風景

「医療に心を」を
理念にしています

「医療に心を」という理念を掲げられていますが、普段の業務で心掛けていることはありますか?

理念にある「6つの心(明るい心、素直な心、謙虚な心、反省の心、積極的な心、感謝の心)」を大切にしています。
患者さんにもスタッフにも、顔を合わせたら笑顔で挨拶するようにしていて、何かがあったらすぐに相談しやすい雰囲気が作れていると思います。患者さんには都度声かけもして、身体的な面と精神的な面の変化をはやく察知できるよう心掛けています。またスタッフ間では多職種での連携も多いので、状況の確認など目配り、気配りができるようにしています。
地域に密着した病院として、患者さんの希望に沿った退院支援を行い、退院された後も頼りたくなる「ときどき入院、ほぼ在宅」の社会につながる病院でありたいと思っています。

今回、「アスピーノ」を選んでいただいた理由は何でしょうか?

当初、プラッツは検討の中に入っていなかったのですが、デモで使ってみたところ特にハイバックサポート機能がスタッフに評判が良かったです。今まで使用していたベッドよりも少し値段は高かったものの、この機能は良いということで選びました。
以前からプラッツの存在は知っていて、安いけど品質面はどうなのだろうという不安はありました。
しかし、キャスターやモーターが主要メーカーでも実績のあるしっかりしたものを使用しているということで、品質的な安心感が得られたことも大きかったと思います。
今まで四輪別々のロックのキャスターを使用していたので、一括ロックのベッドを導入したおかげでかなり便利になりました。一括ロック操作が足側だけでなく、頭側でもできるのも作業がしやすくて助かります。
高さ調節が真っすぐ上に上がる(垂直昇降)のも、ベッドが壁や備品に当たる心配がないので便利です。

走行性と操作性に優れたキャスター

  • 頭側・足側のセンターはもちろん、左右からの計6か所にロックペダルを搭載。設置場所を問わずロック操作ができるので、スタッフの負担軽減につながります。
  • 直径12.5cmの大型キャスターで、スムーズな走行と高い耐久性を実現しました。
キャスター1
キャスター2

省スペースに設置可能な垂直昇降機構

昇降の際にベッドがスイングせず垂直に昇降するので、設置面積が少なく済みます。

また、床面高は最高位68cmまで昇降でき、ベッドからの立ちあがりやスタッフの負担を軽減します。

垂直昇降機構

「アスピーノ」を導入する前と導入した後の患者様の様子はいかがでしたか?

食事を経口摂取される患者さんに導入しました。
導入前はクッションやバスタオルで食事の姿勢を作っていたのですが、電動で調節できるようになってものすごく便利になりました。嚥下内視鏡検査にも使いやすいです。
頸部が後屈して、舌根が落ちて呼吸がしにくい患者さんがおり、枕だけだと頸部を前屈させるのが難しかったのですが、ハイバックサポート機能を使って姿勢を調整することでいびき音がなくなり、呼吸が安定したケースもありました。

ポジショニングの再現性という点では、タオルを使ってポジショニングをした状態を写真で残しても、タオルが変わると姿勢が変わってしまい難しい状況でした。アスピーノを導入してからは、角度や高さなどの状況を(液晶手元スイッチの)数値で把握できるので、スタッフが変わっても同じケアやサービスを提供しやすくなり、作業時間も短くなりました。飲水テストのときの角度の指定もしやすくて便利です。
数値で把握できることで、患者さんと情報を共有しやすくなったのもメリットです。例えば、立ち上がりやすい高さを数値で患者さんと共有することで、ご自身で高さを調節してもらうこともできますし、その情報をケアマネジャーさんにも共有することができます。
同じ機能が付いているベッドが在宅にあれば、訪問看護やセラピストなどへの申し送りもしやすくなると考えています。

ベッド上で食事動作のリハビリに使用するときにも、通常のベッドでは背上げをしても首が前を向かず、目線が上に行きがちで机が見えにくく、腕を机に伸ばしにくいことがよくあるのですが、ハイバックサポート機能を使うことで自然に前を向きやすくなり、上肢が動かしやすくなってリハビリがしやすくなる印象がありました。

患者さんにとっても、スタッフにとっても、お互いに良いベッドだと感じます。

ハイバックサポート機能

背上げを「ハイバック:頭-背部」と「ローバック:腰部」の2つに分け、それぞれの角度を調整しながら背上げを行います。
アスピーノでは、ハイバックを単独で操作することができます。

ハイバックサポート機能説明1
ハイバックサポート機能説明2

誤嚥リスクの低減

背上げ時に頸部の角度を調節、腹圧を軽減し、嚥下しやすい姿勢の再現が可能です。摂食嚥下リハビリテーションのサポート、誤嚥リスクの低減が期待できます。

誤嚥リスクの低減

ゆるキャラ

藤立病院様がある大阪市旭区大宮には、源義経公が西に向かう途中にこの地に立ち寄り、平家追討後に神社を創建した(現在の大宮神社)という伝説があります。そのことから、藤立病院様は牛若丸、弁慶、弁慶のなぎなたをモデルにした、「うしまる」「べんべん」「ふぉーくん」というゆるキャラを作られました。
職員の方の名刺のデザインにも使われているということで、目立ちやすく見つけやすそうです。
「ふぉーくん」の長めの柄と平たいすくい(先端)が、食事介助がしやすそうで個人的に気になりました。

ゆるキャラ

事例紹介